小布施の栗文化を語るうえで外せないのが、「小布施栗の御三家」と呼ばれる老舗3社です。それぞれ製法やこだわりに明確な個性が際立っています。
小布施堂(おぶせどう)は、伝統的な栗あんをベースに革新的なスイーツを展開するトップランナーです。砂糖と栗のみで仕立てる純度の高い栗あんは、素材そのものの輪郭を鮮やかに引き出します。
創業200年以上の歴史を誇る桜井甘精堂(さくらいかんせいどう)は、栗落雁や「栗かの子」の発祥として知られる元祖です。栗と砂糖だけで練り上げた栗あんの中に大粒の栗の実が贅沢に入った栗かの子は、上品な甘みと滑らかな舌触りで全国に熱烈なファンを持ちます。
そして竹風堂(ちくふうどう)の代名詞といえば、厳選した国産栗をふんだんに混ぜ込んで炊き上げた名物「栗おこわ」です。ふっくらとしたもち米の塩気と栗の自然な甘みが絶妙なバランスで、スイーツだけでなく食事処としても絶大な支持を集めています。