酒匂川スポーツ広場を利用するにあたり、最も注意を払うべきは河川敷という立地特有の環境リスクと管理規則です。市街地の一般的なスタジアムや体育館と異なり、国土交通省の河川管理規定と小田原市のスポーツ振興条例の双方が適用されるため、天候判断や施設保全において厳格な運用がなされています。
特に見落とされがちなのが、広場一帯に遮蔽物がほとんど存在しない点です。夏季には強い直射日光と地面からの照り返しにより体感温度が急上昇し、春先や秋口には酒匂川沿いを吹き抜ける強烈な川風がボールの弾道や体感気温を大きく左右します。ベンチ周辺の屋根や常設の冷暖房設備は期待できないため、各チームによる自前のタープ設営や入念な熱中症・防寒対策が前提となります。
また、近年の気象変動に伴い、河川敷グラウンドの保全管理ルールは一段と厳格化されました。ぬかるんだ状態での無理な使用は芝生やクレー舗装を著しく傷めるため、現地判断による利用中止指示には速やかに従う義務があります。事前の準備不足がチーム全体の活動停止を招くこともあるため、現場のルールを熟知しておくことが求められます。