札幌地裁で開かれる公判には、毎回多数の傍聴希望者が詰めかけ、高い関心が続いています。法廷で明かされる田村家の日常は、一般的な家族像からはかけ離れた異様さを帯びていました。
法廷証言によると、修被告は娘の機嫌を損ねないため、娘が求める物品を深夜でも買いに走り、理不尽な要求にも無抵抗で従い続けていました。精神医療の現場で多くの患者を診察してきた医師が、自らの家庭では娘の境界性的な行動化を一切コントロールできず、共犯者へと転落していった現実に、傍聴席や医療関係者の間でも深い溜息と衝撃が広がっています。
SNSやネット掲示板上でも、「なぜ父親は警察や医療機関に保護を求めなかったのか」「精神科医という肩書を持ちながら、なぜ最悪の結末を防げなかったのか」という疑問と批判が渦巻いており、閉鎖空間で醸成された病理の深さが議論の対象となっています。