ブランドの舵を取る創業者ジェームズ・ジェビアの視線は、常にメインストリームの先にある。大衆化や商業化の波に呑まれることなく、どのようにして「希少性」と「クールさ」を維持し続けるのか。その解答が、2026年春夏コレクションのラインナップに色濃く反映されている。
親会社であるVFコーポレーションの強固なバックボーンを得たことで、素材開発や生産体制の精度は格段に向上した。しかし、デザインの核にあるのはどこまでも純粋なスケートボードカルチャーだ。サブカルチャーの反逆精神と都市型の洗練が見事に溶け合い、次世代のストリートウェアの指標を打ち立てている。