富山県内のフットサル施設は、単なるスポーツ施設を超えた役割を担い始めている。射水市の「射水フットサルパーク」は、その好例だ。この施設は3面のフットサルコートに加え、カフェ、物販コーナー、キッズスペースを併設する。週末には家族連れで賑わう。
経済効果も無視できない。富山県商工会議所の試算によれば、県内フットサル関連産業の年間経済効果は約12億円に達する。施設利用料、用具販売、飲食など、多岐にわたる消費が発生している。新たな雇用も生まれた。施設スタッフ、コーチ、審判など、フットサル関連の仕事に従事する人は県内で推定300名を超える。
観光資源としての可能性
最近注目されているのが、フットサルツーリズムだ。富山の良質な施設を目当てに、県外からチームが遠征に訪れるケースが増えている。特に金沢や新潟からのアクセスが良好なため、北陸エリア全体の交流拠点となりつつある。
2025年夏、富山市で開催された「北陸フットサルフェスティバル」には、石川、福井、新潟、長野から32チームが参加した。2日間で約800名が富山に集結。宿泊、食事、観光による経済効果は推定2000万円に達したという。主催者は「年1回の恒例イベントとして定着させたい」と意気込む。