歌舞伎町の歴史を語るうえで、2000年代初頭の黄金期を外すことはできない。その中心地であった名門「クラブ愛」で、5年間連続年間売上No.1という不滅の記録を打ち立てた男がいた。当時のホストクラブ業界はまさに群雄割拠。強豪がひしめく中でトップに君臨し続けた背景には、単なる容姿の美しさだけでなく、徹底した客層分析と極上の接客術があった。
一晩で千万円単位の札束が飛び交う過酷な夜の世界。城咲仁は、酒に頼る営業スタイルではなく、巧みなトークと細やかな心配りで顧客の心をつかみ取った。年間売上高が数億円規模に達した伝説は、今なお夜の世界で語り継がれる語り草だ。