廃棄の危機に瀕した酒を救い、復興への旗印とするために旭酒造が相談を持ちかけたのが、人気漫画『島耕作』シリーズの作者である漫画家の弘兼憲史氏でした。弘兼氏は旭酒造と同じ山口県岩国市の出身であり、以前から同郷の縁で深い親交を結んでいた間柄です。
蔵元の窮状と「酒を通じて被災地に元気を届けたい」という構想を聞いた弘兼氏は、二つ返事で快諾。数々の困難を不屈の精神で乗り越えてきた主人公・島耕作のキャラクター性を重ね合わせ、ボトルのラベルに島耕作のイラストと直筆メッセージを無償で提供することを申し出ました。
「どんな逆境にも負けずに立ち上がる」という島耕作の生き様と、泥水の中から立ち上がろうとする酒蔵の姿が見事に共鳴し、単なる被災支援を超えた象徴的なプロダクトとして「獺祭 島耕作」が誕生したのです。