この名曲の作詞・作曲を手掛けたのは、シンガーソングライターであり児童福祉や幼児教育の分野で多大な貢献を続けている新沢としひこ氏だ。同氏が生み出す楽曲は、キャッチーでありながら子どもの耳にすっと馴染む優しさを備えている。
ピアノ楽譜を見ると、新沢氏の細やかな計算が随所に光っている。基本となるコード進行はきわめてシンプルで、指の動きに無理がない。それでいて、あおむしがお腹を壊すシーンではマイナー調の響きが顔を出し、最後のサナギからチョウへと変身するクライマックスでは一気に華やかな展開を見せる。ピアノ一台で物語の喜怒哀楽を完璧に表現できるよう構成されているのだ。