日本のロック界において「絶対に交わらない平行線」とすら噂されていたB'zとMr.Children。その境界線が鮮やかに塗り替えられたのが、2026年9月に横浜アリーナで開催された『B'z presents UNITE #01』でした。
当時、世界的なパンデミックによってライブエンターテインメントはかつてない大打撃を受けていました。その沈黙を打ち破るべく立ち上がったB'zが、初となる主催フェスへの出演を熱望した相手こそがMr.Childrenでした。B'zとミスチルの共演が実現した最大の理由は、危機に瀕した日本の音楽カルチャーを現場から再生させたいという共通の危機感と情熱にあります。
オファーの際、稲葉浩志は桜井和寿へ直接、丁寧な直筆の手紙を送ったことが明かされています。誠意と熱意のこもった言葉を受け取った桜井は、「B'zのお二人から声をかけてもらえるなんて断る理由がない」と即決。互いが積み上げてきた実績と覚悟があったからこそ、誰もが待ち望んだ夢のステージが現実のものとなりました。
ステージ上では、Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」を稲葉が共に熱唱し、B'zの「さまよえる蒼い弾丸」に桜井が加わるという圧巻のコラボ曲が披露されました。スタジアム級のカリスマ二人がひとつのマイクを分け合う姿は、日本音楽史に刻まれる決定的瞬間となりました。