物語は、シングルマザーのポリーンが、亡くなった叔母から相続した人里離れた古い屋敷へ、内向的な妹ベスと勝ち気な姉ヴェラという対照的な2人の娘を連れて移り住む場面から幕を開けます。屋敷の中は、不気味なアンティークドールや奇妙な収集品が所狭しと並ぶ、まさに異形のドールハウスでした。
しかし、引っ越し当日の夜、一家はキャンディ塗装のトラックに乗った正体不明の暴漢2人組に急襲されます。壮絶な死闘の末、母ポリーンが必死の反撃で暴漢を撃退し、辛うじて娘たちの命を救い出しました。
それから16年後。妹のベスはあの悪夢のような惨劇を乗り越え、自らの恐怖体験をもとに執筆したホラー小説が大ヒット。優しい夫と可愛い息子に恵まれ、有名作家として華やかな生活を送っていました。そんなある日、ベスのもとに実家の屋敷で母と暮らし続けている姉ヴェラから、錯乱した様子で助けを求める電話が入ります。胸騒ぎを覚えたベスが久しぶりに実家の人形屋敷を訪れると、そこには過去のトラウマから抜け出せず、拘束具をつけられて怯え続ける変わり果てた姉の姿がありました。