白ひげ海賊団には、絶対にして唯一の鉄の掟が存在していました。それが「仲間殺しの禁止」です。血の繋がりがなくとも家族として結束していた一団において、このルールは絆そのものでした。しかし、4番隊隊長サッチが偶然にも「ヤミヤミの実」を手に入れた瞬間、歯車は狂い始めます。
悪魔の実の図鑑を暗記していたティーチは、サッチが手にした実こそが長年待ち望んでいたものであると即座に確信しました。「見つけた者が口にしていい」という暗黙の了解があったため、サッチが実を食べる前に奪う必要があったティーチは、躊躇なく仲間であるサッチを刺殺。実を奪って海賊団から逃亡するという暴挙に出ます。
この裏切りこそが、エースの単独追跡を招き、後のインペルダウン襲撃や頂上戦争へと繋がるすべてのドミノ倒しの第一張本人となりました。