貴族のシルクハットを脱ぎ、山田順三という一人の人間に戻ったとき、彼は深い愛情を持つ家庭人としての素顔を覗かせます。プライベートでは2011年に一般女性と結婚し、現在は2人の娘(子供)の父親です。
子育てや家族との日常をユーモラスに綴ったエッセイ『パパが起きたら考えた』などでも見られるように、家庭内での彼は決して偉ぶることのない、どこか不器用で優しい父親そのものです。娘たちに振り回されながらも注ぐ眼差しは温かく、エッセイを通じて同世代の子育て世代からも共感の声が多く寄せられています。
名門校での挫折や引きこもりといった過酷な青春時代を過ごしたからこそ、家族と過ごす何気ない日常の尊さを誰よりも噛み締めている様子が、彼の穏やかな語り口から伝わってきます。