競泳選手としての北島康介は、「何も言えねぇ」「超気持ちいい」といった名言とともに世界中を魅了してきた。しかし、アテネオリンピックや北京オリンピックでの偉業の陰には、絶え間ない怪我との戦いやスランプへの苦悩が存在していた。現役生活の最終盤、彼のメンタル面を強く支えたのが他ならぬ妻・千紗の存在だ。
リオデジャネイロ五輪への出場を逃し、現役引退を表明した過渡期にも、彼女は変わらぬ笑顔で寄り添い続けた。現役引退後、彼が日本水泳連盟の幹部として競技の発展に寄与し、若手育成や競泳の普及活動に情熱を傾けられるのも、家庭という絶対的な安らぎの場が存在するからにほかならない。