単純な人口規模だけでは測れない「新たな国力」の模索も始まっている。アメリカ合衆国(3位、約3億4500万人)は、先進国で唯一、積極的な移民受け入れによって持続的な人口増加を維持している。多様な人材の獲得がイノベーションの源泉となり、シリコンバレーなどのハイテク産業を支え続けている。
一方で、移民受け入れに慎重な国々が頼みを寄せるのがAIと先進ロボティクスだ。工場ラインの無人化から介護現場でのロボット活用、行政手続きの自動化まで、人口減少による労働力不足をテクノロジーで補填する試みが加速している。国力とは「人間の数」なのか、それとも「1人あたりの生産性を高める技術力」なのか、新たなパラダイムシフトが起きている。