GAGを巡る混乱は、長年トリオのツッコミとネタを支えてきた宮戸洋行さんの脱退から始まりました。その後、元コマンダンテの安田ファニーさんが新メンバーとして加入したものの、リーダーである福井俊太郎さんと、独特のキャラクターで存在感を放つSJ(旧・坂本純一)さんとの間で、コンビ運営やネタ作りを巡る意見の対立が表面化しました。
一時は活動休止や解散説まで囁かれ、SJさんがSNS上で意味深な発言を繰り返すなど、ファンにとっては胃が痛くなるような展開が続きました。コント職人としてストイックすぎる福井さんと、独自の美学を持つSJさんの衝突は、まさにトリオが抱える宿命的なクリエイティブの摩擦でした。
この泥沼化しかけた状況に対しても、粗品さんは容赦なく「SJさん、SNSでゴチャゴチャ言い過ぎ」「福井さんも頑固すぎる」と的確に双方の痛いところを突いていきました。誰もが言えなかった核心を後輩の粗品さんがズバッと突いたことで、メンバー間にも客観的な視点がもたらされ、結果としてチームの再構築への契機となった側面は否定できません。