健診前日に「体調を整えよう」と思って摂取したビタミンCサプリメントや栄養ドリンクが、実は検査結果を歪める最大の伏兵となる。臨床検査技師によれば、過剰なビタミンCは試薬の化学反応を妨害する強力な還元作用を持つ。その結果、本来検出すべき尿潜血や尿糖の反応を消し去ってしまう「偽陰性」を引き起こすリスクがあるのだ。
一方で、ジムでのハードな筋トレやジョギングといった激しい運動にも注意が必要だ。筋肉組織の負荷によってタンパク質が一時的に血管から漏れ出ると、運動性尿蛋白が誘発される。一見健康的と思える前日の筋トレが、翌朝には「要精密検査」という偽陽性の判定へと跳ね返ってくる。