日本語の慣用表現として定着している「侃々諤々(かんかんがくがく)」や「喧々諤々(けんけんがくがく)」と、今回の大手町発のフレーズには明確なニュアンスの差異が存在します。
本来、「侃々諤々」は正しいと思う意見を堂々と主張し合い、建設的に議論を戦わせる前向きな状態を指します。一方の「喧々諤々」は、大勢が口々に騒ぎ立ててまとまりがつかない様子を表す「喧々囂々(けんけんごうごう)」と混ざり合って定着した言葉です。
これらに対し、大手町で使われ始めた「えんえんがくがく」は、「熱量は高いものの結論を出さずに時間ばかりを浪費する無限ループ型の会議」を指す独自の意味合いを持っています。「侃々諤々のつもりで集まったはずが、気づけばえんえんがくがくになっていた」というように、自嘲や会議効率化への警鐘を込めたコンテクストで多用されています。