かつての稼働時、地元住民や利用者から寄せられていた口コミ・評判を紐解くと、このプールが四国中央市の夏文化においていかに大きな存在感を持っていたかが伝わってきます。
「子どもの頃、夏休みになれば毎日のように友達と自転車で通った。監視員のおじさんに注意されながらもスライダーの行列に並んだ時間が青春そのもの」(40代・地元出身男性の手記引用)
「数百円の小銭を握りしめて行けば、流水プールで何時間でもプカプカ浮いていられた。親にとってもお財布に優しく、最高の遊び場だった」(30代・2児の母)
SNSや地域コミュニティのログを振り返ると、特に絶賛されていたのが「公営とは思えないレジャー設備の充実度」でした。一般的な市営プールが25mの矩形プールに留まるのに対し、伊予三島はカーブを描く本格スライダーと水流に乗って周回できる流水プールを備えていたため、民間テーマパークに行かずとも十分なリゾート感を味わうことができたのです。
その一方で、混雑状況に関するシビアな体験談も残されています。7月下旬から8月のお盆前後にかけては、市内のみならず新居浜市や香川県観音寺市方面からの来場者も重なり、「プールサイドにレジャーシートを敷く隙間すらなかった」「スライダーの待ち時間が30分以上になり、足の裏が焼けるように熱かった」といった声も散見されました。こうした熱気と賑わいがあったからこそ、現在の静まり返ったプールサイドを目にした市民からは、喪失感を訴える声が後を絶ちません。