体を温める漢方の選び方決定版|冷えタイプ別の処方と市販薬

体を温める漢方の選び方決定版|冷えタイプ別の処方と市販薬

体を温める漢方の選び方決定版|冷えタイプ別の処方と市販薬を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

体を温める漢方薬は、配合されている生薬の「熱性・温性」の強さによって作用の方向性が異なります。ドラッグストアや医療機関で処方される代表的な5つの漢方薬について、客観的なデータと特徴を比較しました。

漢方処方名主な構成生薬・特徴適した冷えの症状編集部の見解・評価当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)当帰、桂皮、細辛、呉茱萸、生姜など9種類重度の末端冷え、しもやけ、冷えに伴う頭痛・腰痛体を深部から温める生薬が強力に配合されており、手足の先が凍えるように冷たい人のファーストチョイス。大建中湯
(だいけんちゅうとう)乾姜(蒸し生姜)、山椒、人参、膠飴(水あめ)お腹の冷え、腹部膨満感、冷えによる腹痛・下痢・便秘消化管の血流を直接増やし腸管運動を促進。内臓温度を底上げするため、胃腸虚弱者の冷えに圧倒的な実績。当帰芍薬散
(とうきしゃくやくさん)当帰、芍薬、川芎、白朮、茯苓、沢瀉下半身の冷え、足のむくみ、貧血傾向、月経不順「補血」と「利水」を同時に行う女性向け定番薬。余分な水分を排出しながら血流を促すため、むくみ体質に最適。加味逍遙散
(かみしょうようさん)柴胡、当帰、芍薬、生姜、薄荷、牡丹皮など10種類冷えのぼせ、イライラ、肩こり、更年期障害に伴う冷え自律神経の昂ぶりを鎮め、上半身の熱を冷ましつつ下半身を温める。ストレス性冷えの調整弁として優秀。八味地黄丸
(はちみじおうがん)地黄、山茱萸、山薬、桂皮、附子など8種類腰から下の強い冷え、夜間頻尿、下肢の脱力感、加齢による冷え生命エネルギーの源泉「腎」を温める附子・桂皮を配合。中高年以降の下半身の衰えを伴う冷えに高い切れ味。

生薬の配合を見ると、体を温める作用を持つ代表格である桂皮(シナモン)や生姜(ショウキョウ)・乾姜(カンキョウ)が重要な役割を果たしています。特に生姜を蒸して乾燥させた「乾姜」は、生の生姜に比べて体内深部の熱産生を高める作用が格段に強いことで知られています。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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