なぜ彼女はあれほどまでに世間の逆鱗に触れてしまったのか。その真相に迫ると、メディア露出の過多による「アンチの先鋭化」と「沈黙を貫かざるを得なかった当時の広報戦略」が浮かび上がってくる。
黄金伝説の現場では、極度のプレッシャーと過密スケジュールの重複により、身体的なドクターストップに近い状態であったことが後に語られている。しかし、当時は「わがままによる脱走」「プロ意識の欠如」という単純明快な悪者プロットがメディアによって強調され、本人の肉声や事情説明がタイムリーに届くことはなかった。
写真集のトラブルに関しても、タレント本人のアイデアではなく、制作サイドが主導したプロモーション戦略の失敗であった。自らの意志でコントロールできない領域の失態の責任をすべて背負わされる構図。当時の芸能マネジメントが抱えていた説明責任の欠如こそが、火に油を注ぎ続ける最大の原因だったのだ。