児童養護施設に入る前段階として、児童相談所に併設される一時保護所のひどい実態も大きな議論を呼んでいます。緊急避難的な性質を持つ一時保護所では、安全確保とトラブル防止を最優先にするあまり、極端に厳しい生活制限が課されるケースが後を絶ちません。
「私語の禁止」「外の景色が見えない曇りガラスの部屋」「学習機会の制限」「私物の完全没収」など、行動の自由を徹底的に奪われた生活は、保護された子どもたちに「まるで犯罪者扱いだ」という強い絶望感を与えます。
一時保護所でのトラウマを抱えたまま児童養護施設へ措置変更となるケースも多く、初期段階での心理的ショックが施設全体のネガティブな評価として語り継がれる一因となっています。