当初はカウンター運動の主役としてメディアにも取り上げられたしばき隊ですが、活動の長期化に伴い過激化と内部の歪みが表面化しました。結成から約8か月後の2013年秋、初期の目的を達成したとして「レイシストをしばき隊」の解散を宣言。その後、組織を再編する形で「CRAC(Counter-Racist Action Collective)」へと改称・移行しました。
改称の背景には、単なる看板の掛け替えだけでなく、「しばき隊」という暴力的な名称による世論の反発を和らげる狙いがありました。しかし、現場での衝突は収まらず、以下のような重大なトラブルや事件が相次ぎました。
- 街頭での暴行・公務執行妨害:デモ参加者や警備の警察官との小競り合いにより、男組幹部を含むメンバーから複数名の逮捕者を出す事態が発生。
- しばき隊リンチ事件(十三事件):2014年12月、大阪・十三の飲食店において、関係者間で激しい集団暴行事件が発生。被害者が重傷を負い、内部の暴力体質と隠蔽工作が激しく批判される決定打となった。
- ネット上での私刑・個人情報の暴露:対立する相手や意に沿わない一般ユーザーの勤務先や個人情報を晒し上げる行為が常態化し、批判を浴びる。