こうした研究を背景に、日本の酪農・乳業界で急速にシェアを拡大しているのが「A2ミルク」です。A2ミルクとは、遺伝的にA2型のベータカゼインのみを出す牛から搾られた牛乳のことで、消化管内でBCM-7が生成されにくいため、お腹がゴロゴロしにくいとされています。
かつては一部のこだわりスーパーや通販でしか手に入らなかったA2ミルクですが、現在では大手乳業メーカーがこぞって参入し、一般の流通ルートでも手軽に購入できるようになりました。実際に「普通の牛乳はダメだったけれど、A2ミルクなら美味しく飲める」という声がSNSを中心に広がっており、日本の牛乳市場における一大トレンドとなっています。