同校を語る上で欠かせないのが、国指定重要無形民俗文化財であり、2026年にユネスコ無形文化遺産にも登録された「西馬音内盆踊り」との深い関わりだ。日本三大盆踊りの一つに数えられるこの伝統芸能は、ここでは遠い昔の展示物ではなく、日常の生活文化として息づいている。
毎年、地域の名手を講師に招いた体験学習を実施。児童たちは端縫衣装の由来を学び、独特の優美な手振りや力強い囃子のリズムを体で覚えていく。夏の祭りの夜、大人に交じって櫓を囲む子どもたちの姿は圧巻だ。地域の誇りを幼少期から体感する体験こそが、強固な郷土愛の土台となっている。