歴史を振り返れば、この一着は常に時代の反逆者やポップアイコンと共にあった。1970年代、ジョン・レノンがニューヨークの街頭で身に包んだ「NEW YORK CITY」のロゴ入りカットソー。あの伝説的な一枚こそ、リンガーデザインの美学を世界に決定づけた金字塔と言える。
もともとはスポーツウェアや子供服のタフな補強技術として生まれた。首元と袖口を別色の生地で補強するリブ構造は、アメカジの歴史と切っても切れない関係にある。ヘインズやチャンピオンといった老舗ブランドが手がけたアスレチックウェアは、運動場を超えて若者文化の象徴へと昇華していった。そのタフな生地感とアイコニックな配色は、今なお色褪せない。