このブームは経済面にも波及している。大手文具メーカーや100円ショップの店頭では、1月後半から「卒業カウントダウン用クラフトキット」や「デコレーションペーパー」が特設コーナーにずらりと並ぶ。
特筆すべきは、単なるノートや色紙ではなく、「写真が挟めるポケット付き日めくり」や「リング製本のセルフキット」など、カスタマイズ性を高めた商品の売上が前年比で大幅に伸びている点だ。既製品を買うのではなく、自分たちの手でゼロから作り上げるプロセスそのものが価値を持つ。文具業界関係者も「卒業シーズンの定番だった寄せ書き色紙に並ぶ、新たな主力カテゴリとして定着した」と分析する。