今や横浜DeNAベイスターズの親会社として、またプロバスケットボール(川崎ブレイブサンダース)やプロサッカー(SC相模原)の運営にも深く関わるディー・エヌ・エー(DeNA)ですが、そのスポーツ事業の歴史的な原点は初期モバゲータウンにあります。
2006年のサービス開始当時、アバターやミニゲームと並んでモバゲータウンの爆発的トラフィックを支えたのが、リアルタイムで試合状況をチェックできる「プロ野球速報」や「サッカー速報」のテキスト配信でした。テレビやラジオが手元にない外出先でも、1球ごとの実況やスコアが携帯電話で即座に更新される利便性は、当時の若者やスポーツファンに大きな衝撃を与えました。
この「スポーツ情報を求めてコミュニティに集まるユーザー基盤」を築いた経験が、後のソーシャルスポーツゲームのヒットを生み、2011年のプロ野球球団買収へとつながる強固な土台となったのです。バーチャルのゲームからリアルの球団経営、そしてスタジアムのスマートシティ化へと発展したDeNAの歩みは、日本のIT企業とスポーツビジネスの融合における象徴的な成功モデルとなっています。