話は2000年代後半の韓国に遡る。個人配信の草分け的存在であった「AfreecaTV」において、配信者が視聴者とチャットで会話しながら夕食を食べるスタイルが誕生した。これが全ての始まりだ。当時は一人暮らしの若者が寂しさを紛らわせるための「共食」体験としての側面が強かった。
流れが劇的に変わったのは2010年代半ばである。エンターテインメント大手CJ ENMなどのメディア企業やテレビ局がこのトレンドに注目し、人気ドラマ『ゴハン行こうよ』をはじめとするテレビ番組やバラエティに次々と食事シーンを取り入れ始めた。メディアミックスによって認知度は一気に跳ね上がり、ネット文化からメインストリームのポップカルチャーへと脱皮を果たしたのだ。