週末になると、敷地内の雰囲気は一変する。中央広場やイベントスペースでは、定期的にハンドメイドマルシェや季節の催し、地域の音楽パフォーマンスなどが開催され、子どもたちの弾んだ笑い声が広がる。地元で活動するクリエイターたちが手作りの雑貨やアクセサリーを並べ、来場者と気さくに言葉を交わす光景は実に賑やかだ。
単に商業的なスペースを貸し出すにとどまらず、地域住民が主役になれる「発表の場」として機能している点が面白い。伊奈町の名産である薔薇(バラ)にちなんだ企画や、子育て世代に向けたワークショップなど、ローカルな文脈を大切にしたイベントが目立つ。人と人が直接顔を合わせ、言葉を交わす。そこに生まれるささやかなコミュニティの温もりが、街全体の活力へと還元されている。