「揚げ物は油の処理が面倒」「キッチンの油ハネを掃除したくない」という家庭の悩みに応えるのが、フライパンを使った少量の油による「揚げ焼き」メソッドです。鍋いっぱいの油を用意する必要はなく、フライパンの底から深さ1cm(大さじ3〜4程度)の油があれば十分に極上の唐揚げが作れます。
失敗しない揚げ焼きのプロセスと温度・時間の目安は次の通りです。
1. コールドスタートまたは中低温(約160〜170℃)でスタート
フライパンに油を注ぎ、手羽中の「皮面を下」にして並べます。皮目を下にしてじっくり加熱することで、皮に含まれる余分な脂が溶け出し、自身の脂でカリッと揚がる状態が作られます。
2. 触らずにじっくり3分間
中弱火で約3分間、衣が固まるまで触らずに揚げ焼きにします。むやみに箸で触ると衣が剥がれ、油ハネの原因になります。
3. 裏返して2分〜2分半
皮面にきつね色の焼き色がついたら裏返し、火を少し弱めて骨側を約2分加熱します。切り込みを入れているため、この段階で芯までしっかり熱が通ります。
4. 最後に強火(約180℃)で30秒仕上げ
仕上げの30秒間、火力を強火にしてフライパンを揺すりながら空気に触れさせます。内部の油を外へ押し出す「油戻し」の原理が働き、油切れが劇的に向上してカリッとした仕上がりになります。