星稜高校での大躍進から、サッカー日本代表の絶対的エースへ。そしてイタリアの伝統クラブ、ACミランで背番号10を身にまとうに至るまで、彼のキャリアは常に高い目標と大きなリスクの連続だった。叩かれても失速しないメンタリティはどこから来るのか。
「大きな口を叩いて自分にプレッシャーをかけろ」。かつて父親から教わった有言実行のスタンスが、ここでも遺憾なく発揮された。世界の強豪と対峙するピッチで、彼は常に異端であり続けた。その背中には、周囲の批判をエネルギーに変えて跳ね返す、父譲りの強烈な自負心が宿っていた。