ドラマのヒットを決定づけたのが、酒井本人が歌った主題歌「碧いうさぎ」だ。どこか切なく静謐なメロディラインと、孤独な少女の心情をうさぎに例えた歌詞は、ドラマの世界観と完璧にシンクロした。しかし、この曲が真の伝説となった理由は、音楽番組でのパフォーマンスにある。
歌唱中、彼女はマイクに向かいながら自ら手話を交えて歌詞を表現した。視覚と聴覚の両方に訴えかけるその姿は、テレビの前のあらゆる人々に深い感銘を与えた。結果としてミリオンセラーを達成し、『NHK紅白歌合戦』でもオープニングで手話を交えた圧巻のパフォーマンスを披露。音楽とドラマ、そして手話が見事に融合した、テレビドラマ業界の歴史に残る金字塔となった。