鎧の巨人を語る上で外せないのが、超大型巨人の継承者であったベルトルト・フーバーとの強固な共闘関係です。2人は幼少期からの訓練生仲間であり、共にパラディ島潜入作戦を命じられた戦友でした。
作戦当初、リーダー格であった「顎の巨人」の継承者マルセル・ガリアードが突如現れた無垢の巨人(ユミル)に捕食されるという非常事態が発生します。作戦中止を訴えるベルトルトに対し、失敗してマーレに戻れば処刑されることを恐れたライナーは、マルセルの人格を模倣してリーダーシップを執り、作戦継続を強行しました。
シガンシナ区の扉破壊からトロスト区襲撃に至るまで、超大型巨人が規格外の熱風と質量で外門を蹴破り、即座に鎧の巨人が突進して内門を破るという連携は、人類にとってまさに悪夢のコンビネーションでした。心優しいが故に主体性を欠いていたベルトルトと、脆い精神を気丈に奮い立たせていたライナーは、互いに欠けた部分を補い合いながら過酷な潜入生活を生き抜いていたのです。