アニメーション制作を担当したCloverWorksと、プロデュースを担うアニプレックスの強力なタッグは、映像表現の歴史に新たな1ページを刻んだ。実写映像の挿入や粘土アニメーション、さらには狂気すら感じさせるCG演出など、実験的な表現手法が惜しみなく投入されている。
特にライブシーンにおけるカメラワークと指の動きの再現度は圧巻だ。実際の演奏者の細かな癖や弦の振動までを緻密に落とし込んだ映像美は、観客にライブハウスの湿度と熱気そのものを体感させる。従来の音楽アニメの基準を根底から塗り替えた瞬間だった。