一連の駅改修は、100年に一度と称される大規模な渋谷再開発プロジェクトの核をなす事業だ。東京地下鉄株式会社をはじめ、東急電鉄や東日本旅客鉄道株式会社といった主要な鉄道事業者が一丸となり、複雑に絡み合っていたインフラをゼロから再構築した。単なる交通機能の強化にとどまらず、都市開発としての側面を強く帯びている。
異なる事業者間の垣根を越えた広域的な都市計画により、渋谷は「めぐる・つなぐ」回遊性の高い街へと脱皮を果たした。鉄道事業の枠組みを超えたこの壮大な試みは、今後の日本の大都市再生におけるモデルケースとして、国内外から高い注目を集め続けている。