Q1:自分の給料が同世代の中央値より低い場合、すぐに転職を検討すべきですか?
A1:直ちに退職を決断するのではなく、まずは自社の給与体系と業界水準の確認が先決です。現在の業界全体の収益構造が原因である場合、同職種であっても高収益業界(IT、金融、商社など)へ転職するだけで年収が100万円以上改善するケースは珍しくありません。自らのスキルが他業界でどう評価されるかを客観的に棚卸しすることをおすすめします。
Q2:年収中央値400万円の人の「生活感」は具体的にどのようなものですか?
A2:単身者の場合、家賃7万〜8万円程度の賃貸に住み、月数万円の貯蓄や適度な趣味を楽しむ「堅実な生活」が可能です。一方、扶養家族がいる世帯では、毎月の固定費と教育費の負担が重く、自炊を中心とした徹底的な節約や共働きによる収入補填が前提となるケースが一般的です。
Q3:物価高が続く中、日本の年収中央値は今後上がっていくのでしょうか?
A3:春闘での賃上げや人手不足を背景に、大企業や成長セクターを中心に初任給や基本給の引き上げが続いています。ただし、中小企業への波及ペースにはばらつきがあり、社会保険料の負担増やインフレ率を差し引いた「実質賃金」ベースでは、中央値の大幅な生活余力向上を実感するまでにはまだ時間を要する見通しです。