では、相手が発した言葉が本気なのか、それとも単なる社交辞令なのかをどう見分出すべきか。日本心理学会に所属する研究者らが注目する対人心理学の動向から、相手の「真意」を見抜く3つの具体的サインが浮かび上がってくる。
第一に「具体性の欠如」だ。本音で誘っている場合、発言の中に「来週の金曜日」「渋谷のあの店」といった時間的・空間的な具体性が自然と含まれる。逆に「いつか」「また今度」といった抽象的な表現に終始する場合は、場の調和を優先した配慮である可能性が高い。
第二に「非言語コミュニケーションのズード」。言葉では「ぜひやりましょう」と言いつ視線が定まらなかったり、体の軸がわずかに後ろへ傾いていたりする場合、身体は正直に警戒心や心理的距離を示している。
第三に「フォローアップの有無」である。会話が終わった後、あるいはメッセージ送信後に、相手から追撃で具体的な提案や質問が来るかどうか。言葉そのものよりも、その後に続く行動の有無こそが最大の踏み絵となるのだ。