ダイエット情報の発信者や一般ユーザーの体験談を検証すると、アサイーボウルを取り入れた生活には共通する「落とし穴」が存在します。
自著やSNSで体型管理の発信を行うインフルエンサーの手記には、「朝食をアサイーボウルに置き換えたものの、まったく痩せなかった。理由を調べたら、1食でご飯2杯分以上の糖質を摂っていた」という告白が散見されます。また、知恵袋やコミュニティサイトでも「有名カフェのボウルを食べたら夕方まで満腹感が続いたが、体重計に乗って驚いた」という声が多く確認できます。
行動経済学や心理学では、これを「健康後光効果(ヘルシー・ハロー効果)」と呼びます。「体に良いものを食べている」という強い安心感が無意識の免罪符となり、摂取カロリーの過小評価や、他の食事での食べ過ぎを引き起こす心理的トラップです。専門店で提供されるボウルは見た目がおしゃれでみずみずしいため、ケーキや菓子パンを食べる時のような警戒心が薄れやすい点に現場のリアルな盲点があります。