ここ数年で、東出に対するネット上の空気感は明らかに変わった。かつては名前が出るだけで炎上していた男が、今や「独自の生き方を貫く面白い人」として受け入れられつつある。この変化は一体なぜ起きたのか。
要因の一つは、彼の徹底した「非・芸能界化」にある。謝罪会見でのぎこちなさや、テレビ的なお約束を無視した山での生々しい暮らしぶりが、かえって「嘘がない」と受け止められたのだ。SNSで完璧にパッケージ化されたタレントたちに食傷気味だった視聴者にとって、泥にまみれて獣を解体する東出の姿は、妙にリアルで魅力的だった。人間としての弱さや身勝手さも含めて、剥き出しの彼を受け入れる土壌が、時間をかけて形成されたのだ。