不正が発覚した後に待ち受けているのは、ロマンスの余韻など一切存在しない、泥沼の法的・経済的交渉だ。裏切られた側が受ける精神的痛撃は計り知れず、長年築き上げた信頼関係が一瞬にして瓦解する。慰謝料の請求、親権の争奪、共有財産の分割など、現実は冷酷極まりない。
発覚後に「復縁」を選択する夫婦も少なくないが、その道のりは修羅の道である。一度失われた信用を取り戻すには、何年もの歳月と徹底した透明性が求められる。「過去を水に流す」と口では言いつつも、フラッシュバックや激しいフラストレーションに苛まれる日々が続く。裏切った側もまた、24時間の行動監視や厳しい制限に耐え続けなければならない。
一方で離婚を選んだ場合、経済的崩壊や社会的信用の失墜が追い打ちをかける。周囲からの冷ややかな視線、職場でのポジション悪化、子供との断絶など、一時の感情に流された代償はあまりにも重い。どちらの道を選ぼうとも、元通りの平穏な暮らしに戻ることは不可能に等しい。