かつて全国のお茶の間を沸かせた密着取材の喧騒は、すでに過去のものとなった。『痛快!ビッグダディ』での劇的な結婚・離婚劇、自伝のベストセラー化、そして映画化。波乱の渦中にいた美奈子氏だが、過熱するメディアの報道から距離を置いた後も、彼女たちの物語が終わることはなかった。
過剰な演出や世間の偏見に晒されながらも、彼女が一貫して守り続けてきたのは「子供たちの母」であるという原点だ。かつて幼かった子供たちも、今ではすっかり成長し、それぞれの足で自らの人生を歩み始めている。狂騒の時代を経て辿り着いたのは、カメラのフィルターを通さない、地に足のついたたくましい日常だった。