1枚で数百万円から数千万円が動く市場であるため、精巧に作られた偽物(フェイクカード)やリバック(表面と裏面を別々に張り合わせた改造品)の流通リスクは常に付きまといます。コレクターや投資家が実践するブラックロータス 偽物の見分け方の代表的なポイントは以下の通りです。
まず必須とされるのが、ジュエラー用ルーペ(倍率30倍〜60倍)を用いた「ライトテスト」と「ロゼッタパターンの確認」です。本物のMTGカードは専用の青芯紙(ブルーコア)を挟み込んだ多層構造になっており、強い光を当てた際の透過度や色合いに独特の特徴があります。
さらに決定打となるのが「グリーンドットテスト」です。カード裏面の緑色のマナシンボルを拡大観察した際、本物には円の中に「く」の字型に配置された微細な赤色のドット(インクの粒子)が存在します。偽造品はこの印刷レイヤーの再現が難しく、赤ドットが潰れているか全く存在しないケースが多いため、真贋判定の強力な指標となります。
また、文字の黒インクが独立したレイヤーで刷られているかどうかも重要です。高額な個体を取引する際は、PSAやBGSといった世界的第三者鑑定機関によるスラブ封入済みの個体を選ぶか、信頼できる大手専門店で購入することが、資産を守る上での鉄則となっています。