原作者の荒木飛呂彦氏が無類の洋楽ロックフリークであることは広く知られていますが、第4部は特に70年代から80年代のロック・ポップスからの引用が際立っています。
特に吉良吉影の能力体系は、すべてクイーンの楽曲で統一されている点が象徴的です。
- キラークイーン(第1の爆弾): クイーンの代表曲『Killer Queen』(1974年)
- シアーハートアタック(第2の爆弾): アルバム『Sheer Heart Attack』(1974年)および楽曲
- バイツァダスト / 負けて死ね(第3の爆弾): クイーンの大ヒット曲『Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)』(1980年)
主人公・東方仗助の『クレイジー・ダイヤモンド』(ピンク・フロイド)や、虹村億泰の『ザ・ハンド』(ザ・バンド)、音石明の『レッド・ホット・チリ・ペッパーズ』など、第4部に登場するスタンド名はロック史に燦然と輝くレジェンドたちへの敬意に満ちています。吉良吉影にクイーンの名曲群が冠されたことは、静かで知的な日常の裏に潜む狂気とエレガントな美意識を見事に象徴しています。