プチぷよ最大の魅力は、指で押すと吸い付くような弾力と、口の中に皮が残らない異次元の食感にある。果皮の厚さはわずか数ミクロンレベル。まるで赤ちゃんの肌を触っているかのような柔らかさは、従来の栽培技術では考えられないものだった。
日本の種苗産業にとっても、この開発は大きなターニングポイントとなった。糖度10度を超える濃厚な甘味と程よい酸味のバランスは、ただ甘いだけのフルーティな品種とは一線を画す。皮が薄いということは、それだけ病害虫や果皮の裂果(皮が破れる現象)のリスクが高まることを意味するが、長年の品種改良がその難壁を打ち破ったのだ。