ネット上の写真やショート動画を見て店舗を訪れる人のなかには、重大な誤解を抱いているケースが少なくありません。最も多いのが「大型犬の抱っこ」に関する勘違いです。
小型犬カフェのような感覚で「大型犬を抱き上げてツーショット写真を撮りたい」と考える利用者がいますが、ほぼすべての大型犬カフェにおいて、利用者が犬を持ち上げる・抱っこする行為は固く禁止されています。20kg〜40kg以上ある大型犬を無理に持ち上げる行為は、犬の股関節や背骨に深刻な負担をかけるだけでなく、落下事故や噛みつき事故の原因となるためです。
大型犬カフェにおける正しい触れ合いは、「人間が床に腰を下ろし、犬が自発的に近づいてくるのを待つ」のが鉄則です。背中や胸元を優しく撫でたり、寄り添ってきた際に静かに体を預け合ったりするのが、犬にとっても最も心地よいコミュニケーションとなります。
また、店舗種別の誤解にも注意が必要です。「大型犬同伴可能のドッグカフェ」は、飼い主が自分の大型犬を連れて食事を楽しむ飲食店であり、お店に触れ合い用の看板犬が常駐しているとは限りません。手ぶらで大型犬と遊びたいのか、自分の愛犬を連れて行きたいのか、目的と店舗形態の一致を必ず確認してください。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
大型犬カフェは誰にとっても夢のような空間である一方、個人の体質やスタンスによっては期待外れに終わるリスクもあります。以下の判断基準を参考にしてください。
【大型犬カフェが心からおすすめできる人】
- 大型犬のペースや気分を尊重し、寝ている姿を静かに見守るだけでも癒やされる人
- 服に毛がついたり、多少のよだれがついたりすることを笑顔で許容できる人
- 事前にしっかりとWeb予約を取り、余裕を持ったスケジュールで訪問できる人
【利用に慎重になるべき人・おすすめできない人】
- 「お金を払ったのだからずっと構ってほしい」と犬に過度なリアクションを求める人
- 重度の動物アレルギーがある人、または極度の潔癖症で服の汚れを気にする人
- 大声を出したり急な動きをしたりして犬を驚かせてしまいがちな小さな子ども連れ