実際に組織の再構築に取り組んだ製造業の役員は、こう証言する。「以前は新しい施策を打ち出すたびに現場から猛反発が起きていた。しかし、現場と一緒に試行錯誤を繰り返す手法に変えてから、社員自らが課題を発見し、改善案を提案する文化が生まれた。数字以上の価値がここにある。」
定量的なエンゲージメントの向上はもちろん、数値には現れにくい「組織の空気感」の変化を指摘する声は多い。受動的だった社員が能動的に動き出し、部署を超えたコラボレーションが自然発生する。これこそが、単なる業務効率化を超えた組織改革の果実と言えるだろう。