薬選びにおいても慎重なアプローチが要求される。日本皮膚科学会のガイドラインでも示されている通り、外用薬は塗布するタイミングと患部の状態に応じた使い分けが不可欠だ。例えば、毛穴の詰まりを解消する処方薬ディフェリンゲル(一般名:アダパレン)はニキビの初期治療や予防に非常に優れているが、出血しているオープンな傷口に直接塗ると激しい刺激を引き起こす恐れがある。
傷口が閉じるまでは抗菌軟膏などで保護し、上皮化が進んだ段階で角化異常を防ぐ薬剤へ移行するのが論理的だ。厚生労働省から認可を受けた各種医薬品の特性を正しく理解し、傷のフェーズに合わせた使い分けを行うことが、将来的なトラブル回避への最短ルートとなる。