転職や就職活動において、除籍の事実をどのように書類へ記載すべきかは悩ましい問題です。履歴書の学歴欄における適切な記載方法と、採用現場での実情を整理します。
履歴書の学歴欄には、事実を正確に記載する義務があります。一般的には以下のように記載します。
【一般的な記載例】
2026年4月 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 入学
2026年3月 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 中途退学(学費未納のため除籍)
または
2026年3月 ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 途中退学
厳密には「除籍」であっても、履歴書上は「中途退学」と記載することが実務上広く受け入れられています。ただし、面接等で退学理由を深掘りされた際や、入社書類として「退学証明書」や「在籍期間証明書」の提出を求められた際に除籍と明記されているケースがあるため、面接の場で質問された場合は嘘をつかず、誠実に理由を説明する姿勢が求められます。
学費未納など経済的理由による除籍であれば、事情を客観的かつ前向きに説明することで採用上の致命傷を回避できます。一方で、懲戒除籍の事実を隠蔽して入社した場合、後から発覚した際に「経歴詐称」として解雇事由に問われる危険性があるため十分な警戒が必要です。