現在、福岡市博多区の臨海部では、福岡市港湾空港局が主導する巨大都市再開発構想「ウォーターフロントネクスト」が急速に進展している。アジアのリーダー都市を目指す福岡市にとって、中央ふ頭・博多ふ頭を中心とするベイエリアの再編は最大の目玉事業の一つだ。
MICE機能の強化やクルーズ船受入環境の高度化が進む中で、博多港の歴史的メルクマールであるタワーは、単なる古い建造物ではなく「新旧が共存するエリアの精神的支柱」として再定義された。近未来的なウォーターフロント空間において、赤白のトラスが放つレトロモダンなシルエットは、都市の景観に深みと文脈を与えている。