「ただのファン活動」と軽く考えている人もいるかもしれない。しかし、女子アスリートの「お宝」を収集・販売する行為には、いくつもの法的リスクが潜んでいる。
肖像権とパブリシティ権の侵害
アスリートの肖像権は、一般の人よりも強く保護される傾向にある。特に、無断で撮影した写真を販売したり、不適切な文脈で使用したりすると、民事上の損害賠償請求を受ける可能性が高い。
実際に、ある有名女子陸上選手の画像を無断で使用したサイト運営者が、高額の賠償金を支払った事例もある。パブリシティ権(有名人の氏名や肖像が持つ経済的価値を独占する権利)の侵害が認められたケースだ。
盗撮と迷惑防止条例
競技会場での望遠レンズによる撮影が、必ずしも合法とは限らない。多くの競技団体は、商業目的の撮影や、選手のプライバシーを侵害するような撮影を禁止している。
さらに、プールサイドや更衣室付近での盗撮は、各都道府県の迷惑防止条例に違反する可能性が高い。過去には、警察の摘発により逮捕者が出たケースも複数存在する。
著作権法との関係
意外と見落とされがちなのが、著作権の問題だ。競技中の写真であっても、撮影者には著作権が発生する。無断で転載したり、加工して販売したりすると、著作権法違反になる。
つまり、「お宝」を販売している人自身が、元の撮影者から訴えられるリスクを抱えているのだ。この点は、多くのコレクターが認識していない。